蔵王町の会田菓子店
蔵王町円田駅前内という住所ある「会田菓子店」、その場所の由来はかつてこの辺りに路線バスの「駅」があったからだという。店は小じんまりとしていますが、焼き菓子や揚げ菓子、大福など昔ながらの素朴なお菓子が並んでいます。店のご主人である「会田とも」さんのおじいさんが80年以上前につくったという老舗である。
おじいさんは、町のお菓子屋さんとして地域の人たちに親しまれ、その伝統を今のご主人によって受け継がれているというわけです。毎朝4時にはお菓子作りのために作業場に入るというから、菓子作りにかけた拘りが窺えます。当然目覚まし時計などは不要で、長年の勘が時計代わりということなのなのでしょう。
つぶ栗はお父様の代になってから作ったお菓子だそうですが、薄い生地につつまれてまるこど1個入った栗とつぶあんの相性は抜群です。栗の自然な甘みを損なうことなく、づぶあんの美味しさも引き立つ控えめな甘さが秘密のようです。また、蔵王らしいお菓子をイメージして作った「蔵王の雪むすめ」もお薦めだそうですがなかなかおしゃれです。