松島湾のめぐみと地ビール
松島湾では昔からかご漁が行われています。なかでも新鮮なアナゴのとれるころには、地元の店にはアナゴ天丼や白焼き、さっと炙ったアナゴの一本にぎりなど、工夫を凝らした自慢の料理が並びますが、どの店でもどんぶりや器からはみ出すほどのボリュームですら、存分に旬の味覚を楽しむことができると評判です。
また、ハゼ釣りも秋を彩る松島湾の風物詩です。獲れたてのハゼを船頭さんがさばき、衣をつけて揚げる天ぷら、ハゼのみそ汁などを舟で直接調理し、新鮮なものを味わう贅沢は格別なものがあります。ハゼはこの他に正月の雑煮のダシとしても使われますが、最近は全般的に品薄だとのことで、紐でくくったハゼも最近見かけられなくなりました。
松島町のすぐ隣に位置する大郷町には、宮城県で最初に誕生した地ビールがあります。ドイツから直輸入した最高峰の設備とドイツ人のブルーマイスターの技術による本格派のビールで、種類も豊富でへレス、バイツェン、デュンケル、ボック、マカラサンチョの5種類が楽しめます。これらのビールは温泉もある「夢実の国」で提供されています。