心配の種がまた一つ?その2
その後は、怖くて怖くて、とても電話をする気にはなれないまま、長い長い16日間を過ごし、やっとの思いで帰国しました。飛んで帰りたかったのですが、途中仙台でどうしても欠席できない会合があったため、帰宅したのは夜の11時過ぎでした。ただいま!とドアを開けた途端ムサシが飛んできて…
歓迎のパフォーマンスが一通り終わると、まるで何事もなかったかのように静かになり、ただそばに寄り添っているだけです。着替えが済んだ後、散歩に行くかと尋ねると、彼は二つ返事で応じる構えをしました。既にその時は12時を回っていましたので、明日にしたら!と家内は言うのですが、二人とももうその気になっていました。
外に出ると、ムサシは得意げにやや早足で歩き出し、今日は無礼講とばかりに足を延ばして1時間ほど町中を闊歩しました。散歩の感触を確かめた二人は、安心して布団に入ることができ、朝までぐっすり寝込んでしましました。翌日目が覚めると、昨日までのツケをどうやって払うかという厳しい(実は嬉しい)現実が待っていました。