世界最古の魚竜化石
昭和45年に南三陸町歌津館崎西海岸で魚竜の化石が発見されました。この化石は中生代はじめの三畳紀(約2億4200万年前)の地層から出土したものといわれています。この化石は、魚竜の中でも古い時代のもので、学名は「ウダツザウルス」、和名は「ウダツギョリュウ」と命名されており、国の文化財にも指定されております。
魚竜は、大型海棲爬虫類でイルカに似て大きい歯を持っており、中生代の大部分に亘って生存していたということです。恐竜よりやや早く出現し、恐竜よりも2500万年早く絶滅した。山畳紀前期に魚竜は陸上の爬虫類が進化して水棲になった。ジュラ紀に繁栄したが、白亜紀になるとその地位を首長竜に取って代わられた。
南三陸町歌津の魚竜館は、発見された魚竜化石の上に建てられた全国でも珍しいミュージアムです。館内には、国指定天然記念物のウダツザウルスの化石やジオラマ、ドイツで発見されたイクチオザウルスの化石、イタリアから取り寄せたベザノザウルスのレプリカなど、世界の魚竜化石も常時展示されています(みちのく散策総合サイトより)。