南三陸の黄金とシルク
宮城県北部の太平洋岸沿いには、金鉱山跡があり、平泉の黄金文化や源義経と関係のある伝説もいくつかあります。そのなかの一つ鹿折金山では、明治時代末期に重さ2.25kg、純度83%、金鉱石品位では世界記録となる金鉱石が採掘され、モンスター・ゴールドと呼ばれました。金鉱山跡には資料館があり、金鉱石や工具などが展示されています。
一方、こちら志津川入谷地区は、仙台藩養蚕発祥の地として栄えた所で、「ひころの里」のシルク館では、養蚕の歴史が紹介されています。シルク館では、繭を使ったコサージュやコースター織りが体験できますが、3月上旬には多くのシルク作品が展示されるほか、そば打ちや草木染めなどの体験もできます。
また、農家レストランひころの里では、南三陸町の海と山の幸を使った定食ひころ膳には、そばはっと汁、玄米もちのくるみ和えなどが付きます。繭細工や機織にチャレンジしたり、シルクフラワーフェスタに参加したりして、新鮮な山海の珍味をいただく。南三陸「黄金街道」の楽しみ方には様々なオプションがあります。