白石川の一目千本桜
大河原町から柴田町にかけて、町の中央を流れる白石川の両岸に並ぶ桜並木は、ソメイヨシノ群およそ750本が全長7kmにわたって続く景観で「一目千本桜」と呼ばれる。この地方の出身の東京で事業を成功させた高山開治郎が、大正時代に桜の苗木を寄付し植樹したことが始まりです。満開の桜と蔵王連峰の残雪のコントラストは、一枚の絵のようで「桜の名所100選」に選ばれています。
開花時期には、白石川沿いを走るJR東北本線の電車は、速度を落として運行するという粋な計らいしているため、乗客は桜並木を楽しむことができます。JR東北本線大河原駅または船岡駅で下車、どちらの駅からも徒歩10分ぐらいで白石川の堤防に着くことができます。ゆっくりと桜のトンネルを通り抜けるのが一番の楽しみかたでしょう。
また、すぐ近くには船岡平和観音の城山公園があり、こちらも山頂付近一面の桜は見事です。スロープカーで山頂まで行けますから、足に自信の無い方はここから、白石川の「一目千本桜」もまとめて眺めるというのも一興かもしれません。三の丸の広場は桜祭りのメイン会場となり、夜間のライトアップした桜も人気があります。