松島の新しい名勝
日本のガラス工芸の先駆者として国際的にも知られている藤田喬平氏はガラス工芸分野では始めて文化勲章を受章している。その「藤田喬平ガラス美術館」には、夢を入れる筥と作家自ら語る「飾筥(かざりばこ)」を始めとする100余点を展示してあり、訪れる人の目を釘づけにしています。また、ホテル一の坊売店では、クリスタルガラスの小さな干支も販売されてしますが、どれも人気が高くすぐ品切れになってしまいます。
「松島オルゴール博物館」も優雅な調べで訪れる人を魅了します。世界のオルゴールを収蔵しているといわれるベルギー国立博物館から譲り受けた134点のオルゴールを展示しています。そのなかでも圧巻は、高さ7m、幅9mもある世界最大のコンサートオルガンやストリートオルガンなどでしょう。この雰囲気はもう古きよきヨーロッパそのもので、優雅な香りと音色が館内いっぱいに広がっています。
この向かい側にあるのが、「みちのく伊達政宗歴史館「です。ここは戦国時代の雄、伊達政宗の波乱に満ちた生涯を等身大の人形で再現しています。また、そのすぐ近くには、「松島レトロ館」があり、こちらは大正から昭和にかけの懐かしい品々が多数展示されています。油谷満夫氏が50年余りを費やして集めたコレクションで、昭和の音楽や映画ポスター、駄菓子屋など懐かしいものに出会えます。