みやぎの寿司ネタ勢揃い?その1
宮城県の味といえば、カキやウニ、ホタテ、アワビなどの貝類が有名ですが、塩釜や気仙沼に水揚げされるマグロも見逃せません。また、女川のサンマも季節を彩る秋の主役です。どれ一つとっても寿司ネタには欠かせない逸品ばかりで、その一部を紹介するとなる大変迷いますが、私の好みで言うと以下のようになります。
まずはアワビです。コリコリした食感がたまりません。アワビは夏が旬といわれていますが、そんなことはお構いなしです。財布の都合がよいときが私にとっては旬なのです。捕獲が許される大きさに成長するまでに4年の歳月が必要とされるクロアワビは、身が引き締まり高級感あふれる食材で、蒸し焼きや醤油できりっと煮付けたものも美味しいですよ。
貝が出たついでにもう一つ上げるとすれば、ご存知閑上(ゆりあげ)の赤貝でしょうね。鮮やかな朱色は寿司ネタにするとさらに映え、最高の評価を受けるのも頷けます。肉厚で独特の香りが特徴で、歯ごたえもまた抜群であると評判です。しかし、近年は漁獲量が減少する一方で、ますます貴重品にとっています。