みやぎの寿司ネタ勢揃い?その2
閑上(ゆりあげ)の赤貝とくれば、山元町や亘理町のホッキを話題にしなければ、地元の人からおしかりを受けそうですね。こちらは身が柔らかく甘みがあるのが特徴で、秋口から春にかけて採補されますが春が特においしい。貝類でもう一つ忘れてはならないのがホタテでしょう。三陸沿岸で栽培されているホタテは身が大きく、やはり甘みがありこちらは年中食べられますが、身が引き締まる冬場が最高です。
寿司通の間ではよく知られていますが、あまり派手な存在ではないのがサヨリでしょうか。11?3月にかけて松島湾沖でとれるサヨリは、白銀の魚体が優美で味は淡白、上品で香りもよいと評判です。一方意外に知られていないのが宮城のタコです。仙台湾でとれる水ダコは通年味わえますが、あの独特の噛み心地は何ともいえません。
寿司の大御所はご存知マグロでしょうね。その中でも特に高級品として知られているのが本マグロです。宮城の塩釜港に水揚げされる本マグロは、巻き網漁で6?9月に取れたものですが、気仙沼港では延縄という漁法でとれたものが水揚げされます。また、塩釜港に水揚げされる「ひがしもの」で有名なメバチマグロも本マグロに引けを取らないおいしさです。