勉強不足「大学で後悔」している?
3月24日の日経新聞「数字は語る」という欄に、高校での学習状況と大学入学後の意識についての調査結果が載っていました。これは東大の調査に基づいて文部科学省が作成したものだということですが、それによると、勉強不足「大学で後悔」と答えた学生が72%に達しているとのことでした。これを意外と見るかどうかは見解が分かれるところでしょう。
ただ、「大学の授業についていけないか」の問いに対しては、「とても当てはまる」「当てはまる」と答えたのは計27%と少数だったという。私には、この72%と27%とギャップの方がよほど衝撃でした。つまり、勉強不足は後悔しているが、大学の授業には何とかついていけるということですよね。これは学生の問題ではなく大学側でこそ問題にすべきことではないでしょう。
もう一つ言わせてもらえば、高校生のときに勉強すればよかったと後悔してない学生が28%もいることも憂うべきことです。ヒトは後悔することで成長するものです。如何に充実した勉強であったとしても、後悔がないというのは進歩がないといことと同じです。是非大学生の間に反省をすることの大切さを実感していただきたいものです。