無垢とうや
3種類の新米を楽しめる「無垢とうや」は、仙台市青葉区国分町に10月に開店したばかりの店です。無垢材をふんだんに使った店内は、木の温もりにあふれ、窓から定禅寺通りの欅並木が望める解放感に溢れた空間です。カウターにはご飯用の鉄器釜がずらりと並べられており、ご飯にかける思いが伝わってきます。
料理長の佐々木さんに聞いてみると、やはり、「この鉄器を使って、炊きたてのおいしいご飯を提供したい」との想いからこのお店ははじまったそうです。お米は美里町のミルキークィーン、栗原市高橋さんの特別栽培ひとめぼれ、会津産のコシヒカリとささにしきのブレンドの3種類を常時用意しているということです。
注文を受けてから炊くご飯は、鉄器の熱でじんわりと炊き上げるため、仕上がりはふっくらツヤツヤです。特にミルキークィーンはもち米のような粘りとモチモチ感があり、香りも柔らかく感じられます。京都から取り寄せている昆布と自らさばいて味付けをしたイクラが添えられ、これにあっさりとした米油で揚げた有機野菜の天ぷらも美味しい。