寒がりで暑がりだったムサシ
先日、レオ君との散歩で雪道の話をしましたが、今日は全国的に気温が低いということで、夕方外を見ると雪が深々と降っていました。こういう時はムサシの出番ですが、彼はきっと大地主にでもなった気分だったのかもしれません。真新しい雪に顔を突っ込み、得意げだったあの表情は私たちにとっても小さな幸せを感じる一瞬でした。
雨にぬれるのは嫌がるのに、どうして雪が好きなのか少し疑問でしたが、とにかく彼が喜ぶのであれば、特に詮索する必要もないことです。ただ、どちらかというと毛がフサフサしているというタイプではないので、濡れると寒くなるのではないかと心配したものです。それでも好きなものは好きというのは誰にでもあることです。
当然のことながら散歩の後は大変です。お坊ちゃまでお殿様のムサシは、特に何を所望するというわけでもなく、よきにはからえとでもいうように黙って足を洗わせ、濡れた体をタオルで拭いてもらいますが、そのあとは、ストーブの中に顔を突っ込むようにして暖を取ります。その落差が面白いのですが、火傷をしないかとハラハラもしました。