学習効果を存分に発揮
わが家のムサシは雪道を歩くのが好きでした。一度ドカ雪が降ると何日も日陰に残り、朝夕の散歩にはとても妨げになりますが、ムサシは好んでそうしたデコボコの道を歩きます。その残雪の上に薄すらと新雪が重なると、何時転んでも不思議ではないほど危険な状態になります。それでもムサシは平気で足を運びます。
といっても、彼も時々コケルぐらいですから、二足の私にとってはとても恐怖でしたが、「ムサシ!ゆっくり」と声をかけると、何時も私を気遣って足を止めてくれました。そのお陰で、これまで2度ぐらいしか転んだことはありませんでした。そのときの歩き方が、「ヘッピリ腰歩行」で、顔が路面につく位の前傾姿勢を保って歩くのです。
昨日、レオ君と散歩したときこの「歩行」が大いに役立ちました。といっても雪が積もっていたわけではないのですが、いつも通る公園の歩道が丸みを帯びていて、雨にぬれるとアイスバーンのようになってしまいます。レオ君も声をかけると待ってはくれるのですが、ムサシとは違いとてもせっかちです。昨日は彼の方が何度か転んでしまいました。