松島温泉の誕生
松島に待望の温泉が出たというニュースは一昨年あたりのことだった記憶していますが、その後もたて続けに二本、三本と源泉が掘り当てられました。これは大昔の地球が創造した天水として、「太古天水 松島温泉」と名づけられ、昨年の夏あたりから次々と町内のホテルで共用されるようになり、今や温泉地としても認知されるようになりました。
湯元の一つである海風土の屋上展望風呂「みはらしの湯」では、潮風を受けながら温泉に浸り、松島湾に浮かぶ島々が眺められます。また、露天風呂付き和室もあり、贅沢に温泉を満喫できますが、お急ぎの方はホテル前に作られた足湯がご利用いただけます。ここは、ちょっとした社交場として気軽に活用されています。
もう一つの湯元である松島一の坊は、広々とした大浴場に露店風呂も完備されています。内風呂でじっくり温まり、爽やかな海風に触れる温泉三昧を繰り返すという贅沢が味わえます。仙台から近いためか、昼食とセットで日帰り入浴を楽しむスタイルが増えているとのことです。松島温泉は、他のホテルにも引かれ、新しい客層も増えつつあるようです。