三陸の珍味姫たら
石巻市の四野見水産は、真鱈、銀鱈、目抜、赤魚、銀むつ、鰈、白すずき、鰤などの切り身の他、粕漬、みりん漬、味噌漬、もろみ漬、干物、減塩たらこを製造している老舗です。中でも、干物の姫たらは砂糖と食塩、アミノ酸などの調味料がほどよく調和した珍味で、お酒のパートナーとして、クラシックフアンには広く愛されています。
タイプとしては、大きめの「味姫」は生なので炙って食べるようになっていますが、少し小ぶりの「手焼豆たら」はほどよく焼かれています。こちらはサイズ的にも手になじむし、原材料の一部に大豆を使っているので、この名がつけられたというわけです。噛み心地がよく、ほんのりとしたやさしい味のため、ついはまってしまう人も多いようです。
なにしろ、選び抜かれた原料を職人の技と心意気で丁寧に仕上げられているので、子供のおやつとしても活用できそうです。スナック菓子を食べ続けたことで、顎の骨が細り噛む筋力も弱っている子供たちが増えているようですが、この「手焼豆たら」はカルシュームたっぷりで、しかも顎の強化訓練にもなる一石二鳥の食品です。