金蛇水神社
東北を代表する牡丹園としても知られる金蛇水神社。建造されたのは平安中期で、京都三条の小鍛冶宗近が、天皇の刀を造るよう勅命を受け、名水を求めて各地をさまよいこの地にたどり着いた。そして、邪魔する蛙を金蛇刀の力で追い払い、ついに宝刀を鍛え上げることが出来た。それ以来、この金蛇を神体として、金蛇水神社と改められたという。
商売繁盛、金運円満の神様として崇敬を集め、信仰圏は関東から北海道にまで及んでいるとのこと。境内の金蛇弁才天は等身大の八臂弁財天です。5月には牡丹園で1300株の牡丹が丘陵のツツジとともに咲き乱れ、シーズンには大勢の人で賑わいます。また、ここは藤の花も見事で、鳥居の下の藤棚も見事なものです。
等身大の八臂弁財天は東北最大の御神像であり、八つの手を持ち、自然の恵みの宝玉、神の威厳をあらわす剣を両手に、ほかの六つの手には、太陽・船舵・蔵の鍵・如意棒・斧・弓矢がもたれています。これは人々に大いなる恵みを受け、護り、天から来る災いや、地をはって来る災いを封じる働きを意味しています。