招き猫の由来
7月26日の読売新聞(Y&Y日曜版)に、招き猫のゆかりの寺である東京・豪徳寺の話が載っていました。昔、寺が貧しかったころ、和尚は猫を可愛がり、自分の食事を分けていた。ある夏の日、武士の一行が「寺の前を通りかかると、猫が手を挙げて招くので、しばし休憩したい」と訪ねてきた。するとたちまち激しい雷雨が。
感謝した武士は彦根藩二代藩主井伊直孝で、以降、寺は井伊家の菩提寺となり、多くの寄進を受けた。三重の塔を見上げると、干支の彫刻と並んで招き猫が、そして、お堂の奥の奉納所には、大小様々なの招き猫が並んでいる。更にその奥の墓所には井伊直弼など井伊家の人々が眠っているという、由緒ある寺が招き猫のルーツだったというわけです。
招き猫は、右手は金運、左手は人(客)を招くなどといわれるが、豪徳寺の真っ白な招き猫は、右手を挙げ、すっきりと上品なイメージだそうです。小判を持っていないのは、猫はよい機会を与えてくれるもので、お金など結果は人間の心がけ次第との教えだとか。ちなみに当店の看板「招き猫」は、右手に「笹かまぼこ」を持って、お客様を招き入れるスタイルをとっています。結構よい心がけだと思っているのですが?