田代島と網地島
石巻湾に浮かぶ離島「田代島」「網地島(あじしま)」へは、石巻から定期船が出ています。観光地として知られているわけではないが、美しい海岸とゆとりある空間が広がっています。手前の田代島までは約40分、島の人口は今や100人にも満たないということですが、時間を気にせず、ゆったりと散策するには最高の場所です。
温暖な気候であるため、タブノキが鬱蒼と茂っており、島の両端である二鬼城崎と三石崎からの眺めが素晴らしい。中央の八兵衛壇には、前九年理役で敗れた阿部貞任の家臣ゆかりの品が埋められているという。その近くには猫神様が祀られています。島の大漁を招くという縁起のいい生き物として昔から、猫を大事にしてきました。
定期船を乗り継ぐと、網地島に着きます。網地島にある白浜海水浴場は、透明度が高く、海水と白い砂によって、エメラルドグリーンに見える美しい砂浜です。白浜にあるベーリング像は、江戸時代後期に網地島に上陸して調査を行ったベーリング派遣調査団を、島の住民がもてなしたことを記念して作られたものだそうです。