宮城さくらの名所?船岡城址公園
白石川堤とは目と鼻の先にあるのが柴田町の「船岡城址公園」です。以前にも紹介したように、江戸時代ここは柴田氏の居城であったところで、山元周五郎作の小説「樅の木は残った」の主人公原田甲斐の屋敷跡でもある小高い山を公園にしたもので、1000本を越すソメイヨシノの山がピンク一色に染まり見事なものです。
また、JR船岡駅から歩いて約15分という距離にあるうえ、スロープカーで山頂に登ることもできます。山頂に登れば白石川堤の「一目千本桜」を見渡せるパノラマが待っています。宮城県の南部に位置する柴田町は、仙台市から30km、福島市からも50 kmという好立地にあるため、シーズンには大勢の花見客で賑わいます。
山の中腹から山頂にかけて桜がびっしりですが、中腹部分が花見の宴を開くにはもってこいの場所となっているようです。白い大きな観音像がある山頂付近は、散策コースとして最適ですが、とにかく山頂まで登ってみることで、桜をより満喫できること間違いありません。この地区には、他にも陸上自衛隊船岡駐屯地など、隠れた桜の名所もあります。