気仙沼大島の眺望
気仙沼湾は別名鼎が浦とも呼ばれています。鼎(かなえ)とは足が3本ある器のことで、3を表す言葉としても使われる。気仙沼湾は湾奥に3つの岬があることから、鼎が浦と呼ばれるようになった。その気仙沼湾に浮かぶ大島へは気仙沼港から定期船で25分ほどと近く、温暖な気候のため、四季を通じて楽しめます。
島の北側にある亀山は標高235m。山頂の展望台からは気仙沼湾、さらには三陸海岸がはるかに見渡せます。浦の浜港すぐの所にリフトが設置されているので、これを利用して山頂までの空中散歩が楽しめる。山頂から少し歩いたところに、計仙麻大嶋神社(通称大島神社)という延喜式内社があり、本殿向拝の竜の彫刻が素晴らしい。
亀山から東に下りたところには、鳴き砂で有名な十八鳴浜(くぐなり浜)があります。島の南端の龍舞崎は、大島を代表する景勝地で、三陸特有の奇岩と砕け散る波、青い海、荒々しい雄大な景色が広がっている。気仙沼港から定期船でわずか25分間の航路ということもあり、夏休みなどには家族連れで賑わう手軽なスポットです。