きつね森王国オリジナル
大崎市鬼首にある未使用の平地約10haと「きつね森」と呼ばれる約440mの山で構成されているのが「きつね森王国」です。この地区はグリン・ツーリズム特区に指定されており、季節ごとにキノコ栽培体験、開拓体験などが企画されています。王国では、そばや小麦の栽培にもチャレンジし、独特のそばピザ、洋風そばがゆ、パンを試作して提供しています。
鬼首で栽培されているそばを、地元では「鬼そば」と呼びますが、オーソドックスにそばとして提供しているところでは、山菜やキノコなど鬼首で採れる天然の具をたっぷり入れた山菜そばや天ぷらそばなどが味わえます。最近では、この「鬼そば」を使ったピザや玄そばをやわらかく煮込んだスープなども現れ人気を呼んでいます。
石窯をもっているペンションと温泉旅館が提携して、温泉宿に宿泊してピザ作りやパン作りを体験する企画も考えられています。秋田県との県境に程近い、鳴子温泉鬼首地区には、そばの食文化が残っており、それが「鬼そば」というわけです。一面に白い花が咲き乱れるジュータンからもたらされるそばの実が、「鬼そば道場」を支えているのでしょう。