仙台七夕?その1
仙台七夕は、仙台七夕まつりともよばれ、五節句の一つ「七夕」に因んで、仙台市で毎年行われるお祭りです。地元仙台では「たなばたさん」と呼ばれて親しまれています。その歴史は古く、江戸時代初期に遡ります。仙台藩祖の伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的でタナバタを奨励したため当地でさかんになったとい説もあるとか。
詳細は不明ですが、江戸時代中期には全国各地で行われるようになり、1783年(天明3年)天明の大飢饉の発生により荒廃した世俗を世直しすることを目的に藩内で盛大に行われた。1873年(明治6年)の新暦採用を境に七夕の風習は廃れ始め、第一次世界大戦後の不景気がこれに拍車をかけ、地盤沈下がより一層進行してしまった。
1927年(昭和2年)、この状況を憂えた商店街の有志たちによって、大規模な七夕飾りが登場しました。すると、大勢の見物客で商店街が賑わったことに気をよくし、翌年の1928年には、旧暦の開催を新暦日付の月遅れ(8月6日?8日)に開催することとし、東北産業博覧会と関連して、飾りつけコンクールも行われました。