気をつけたいですね不用意な発言
先日発生した「岩手・宮城内陸地震」の際のテレビ報道を見ていて違和感を覚えました。ヘリから撮影している映像を見ながら、現地の市役所の職員と電話で話をしていて、「ここはどの辺ですか」とアナウサー。「まったく見当がつきません」と市役所の職員。「そこに集落はありますか、人は住んでいますか」と重ねて質問するアナウサー。
地震発生直後ということもあり、態勢が整っていなかったこともあるのでしょうが、これってかなり変ですよね。市役所の職員がどこか検討もつかないといっているのですから、集落があるのか、人が住んでいるのかどうかは解かるはずがないのに、矢継ぎ早に質問を浴びせる。電話の相手が困惑するのは当然です。
そうかと思うと、現地に赴いた某代議士は、被害が少なくてよかったというコメントをしていました。私たちは、こういう場面を見るたびにはらはらしているのに、当の本人たちはまったく学習していない。被災者の前で被害が少なかったとはあまり無神経すぎる言葉です。被災者の方々の疲労感はぐっと増したのではないでしょうか。