お詫びと弁明
先日、ほろ酔い機嫌の一団が来店されました。試食の笹かまぼこを、美味しいと褒めていただき、たくさん買っていただき有難うございました。ただ少しだけ残念なことがありました。というのは、店に設置してある盲導犬協会の募金箱に、一人の坊やが募金しようとしたときのことです。お母さんの一言に唖然としました。
当店では、この募金箱と商売繁盛の縁起物である仙台四郎像を並べてあります。どちらにもお金の投入口があるのですが、当然どちらから募金しても盲導犬協会に寄贈されます。ところが、このお母さんの説明が振るっています。「こちら(盲導犬協会の募金箱)は、盲導犬のために使われるが、もう一方(仙台四郎像)の方は、この店の飲み代になる」。
店が混み合っていたこともあり、きちんと弁明することができなかったのが残念ですが、そうした誤解を招いてしまったのは当店の責任でもあります。従業員一同深く反省し、「どちらの箱に入れても盲導犬協会に寄贈されます」と説明書をつけることにしました。それにしても、お母さんの迷推理には脱帽ものでした。