三陸産ワカメが高騰しています
一連の不良食品問題のあおりとやらで、三陸産のワカメに買いが殺到したため、卸値が例年の2倍に高騰しているというのです。おかげで当店もやむを得ず価格を改定いたしましたが、どうも納得が行きません。食べたい人はこの値段でどうぞという、極めて不親切な態度まで一緒に仕入れている感じがするからです。
ワカメに限らず、大抵の海産物は自然界が相手なだけに、需要があって供給があるという関係ではなく、供給つまり漁獲量によって需要が左右されるという、少しイレギュラーな法則が働いています。つまり、豊漁の時は消費も多いわけです。この法則が働いている以上、品薄になったからといってお客様は、それに呼応するとは限りません。
こういうときこそ、お値打ちの価格で提供するのが、日頃のご愛顧に応える道ではないでしょうか。購買代理人である当店と致しましては、お客様に成り代わりこうした体質に対し、断固として抗議したいと思います。品薄だから高いのは当然というのは、予算がないから生活できなくても保険料を払えという、あの発想と同じだと思うからです。