職場内のいじめが蔓延しているとか
先日ある新聞に、いじめは子どもだけの問題ではない。故意に仕事を教えないなど、陰湿ないじめが職場で広がっている。専門家は「バブル後のリストラや成果主義が社内競争を加熱させ、職場から人間性を奪い去った」と指摘しているという。さらに、これを打開するため、「ADR(裁判外紛争解決手続き)で和解を探る取り組みが進む」ともあった。
大変嘆かわしいことですね。もしそのようなことが本当なら、いじめる方、いじめられる方のどちらも雇用している企業は成果が上がるわけがありません。何故なら、どちらも会社にとって必要だからこそ雇用しているわけで、成果を上げるために不必要であれば、もともと採用しなければよかったことになりませんか。
会社に限らず、多くの人が一つの目標に向かって協働するとき、自分のテリトリーを守り抜くことは当然としても、チームとして行動しなければならないことは当然あるはずです。これを円滑にするためには、お互いのコミュニケーションしかないのではないでしょか。成果主義を曲解したまま、紛争だけを第三者に委ねても成果は上がりません。