少しドジな一面も
「ドジで、間抜けで、おっちょこちょい」は落語や浪曲の世界の登場人物ですが、実はわが家のムサシも少しドジな一面を持っていました。一方では石橋を叩いて渡る慎重さがあるかと思うと、他方ではよそ見をしながら歩いて電柱にぶつかったり、足を踏み外して側溝に片足を突っ込んだりすることがあります。
なにしろムサシは体が柔らかいので、そうした場合でも怪我をすることはありませんでしたが、さすがに自分でもふがいないと思うらしく、反省する態度がおかしくもあり、私にとって勉強にもなりました。どういうとろが勉強になったかといえば、私と違って、失敗をするとすぐに反省する謙虚さについてです。
ある意味でドジとドジが揃って散歩に出かけるわけですから、もしも交通事故になど巻き込まれて、責任のなすりあいをしても始まらないので、結局私の方が重装備することで対応することになったわけです。ただ、先日も申し上げたように、学習効果を発揮する速さは私など足元にも及びません。同じ過ちは決して犯さないのです。