仙台七夕?その3
仙台七夕では、7種類の七夕飾りが飾られます。それぞれの飾りには次のような意味があります。短冊:「学問や書の上達を願う」、紙衣:「病や災いの身代わり、または、裁縫の上達を願う」、折鶴:「長寿を願う」、巾着:「富貴と貯蓄、商売繁盛を願う」、投網:「豊漁を願う」、くずかご:「飾りつけを作るとき出た裁き屑入れる。清潔と倹約を願う」、吹流し:「織姫の織り糸を象徴する」。
吹流しが現在の飾りつけの中心となっており、くす玉がつくことが多いようです。他の6種類の飾りも所々で見られまい。その他の特徴としては、「からくり七夕」があります。これは数本の糸繰り人形が載った小型の舞台で、一定の動きを自動で繰り返えされるものです。また、仙台七夕の初日である8月6日が原爆の日であることから、「平和七夕」が行われます。
これは、全国から寄せられる100万羽もの折鶴から18万羽を5本の吹流しにして飾られるもので、その他の折鶴は花輪状にして観光客に平和のメッセージとともに贈られます。飾りつけは、滑車をつけた10m以上の竹を、歩道に埋め込んである専用の差込口に差し込んで立て、次に、滑車に通した紐に吹流しなどの飾りつけ、紐を引っ張って飾りを引き上げ固定します。