天然記念物塩釜サクラ
例年5月上旬に咲く、国の天然記念物塩釜さくらは、サトザクラ系の八重桜で花の芯から小さな緑色の葉を出す珍しいもので、平安時代の記録にも載っています。境内のソメイヨシノやシダレザクラも神社の建物に映えます。また、塩釜サクラが満開となるこの季節、うららかな塩釜神社の境内で、各流派の茶会も催されます。
サクラを愛でながらの茶会はまた格別です。神社境内の落ち着いた雰囲気のなか、優雅なひと時を味わうことができます。塩釜神社花祭を中心に繰り広げられる行事は他にもあります。「しおがま市民まつり」は港町塩釜ならではのイベントで、地元特産のおいしいものが勢揃いし、なかでも活魚オークションは圧巻です。
会場には、鮮魚や加工品、あさり、のりなどの即売品コーナーのほか、「塩釜汁」「マグロ血合焼き」「鉄火巻づくり」などの名物コーナーが設けられ、子供から大人まで多くの市民でにぎわいます。花祭り、茶会、そして市民まつりを存分に楽しんだあと、「みやぎ寿司海道」で仕上げというのは如何でしょうか。