大根のお兄ちゃんの話(その2)
翌日私たちが夕食をとっていると、電話がなりました。出てみると大根のお兄ちゃんからでした。お兄ちゃんが言うには、「お母さんがとても喜んでくれて、すぐに電話しなさいと言ったということです。」もちろん本人も大変喜んでくれていました。「あまり神頼みにしなしようにと」と添え書きしたことも受けたようで、こちらも喜んでいます。
受験生をもつ親の気持ちは今も昔も変わりないようですが、そうした中で少しでも心が和んだとすれば、それに過ぎた喜びはありません。自分の子供を育てる時には思いもつかなかったことなのにと思うと、ちょっぴりほろ苦い気持ちもしますが、ほんのちょっぴり罪滅ぼしをしたということでご勘弁願いたいという心境です。
お兄ちゃんの心が大根の花となってご両親に伝わったことが、自分の「さくら」を咲かせることになるのだとしたら、世の中そう捨てたものではありませんね。残された時間、たゆまず、あせらず、じっくりと取り組み合格を勝ち取ってください。遠く塩釜の空から、従業員ともども、合格を信じて応援しています。大根のお兄ちゃん頑張れ!