登米秋祭り(その2)
本祭りは神事の後、審査発表そして表彰式を行います。お囃子保存会の「とよま木遣り」から始まり、10台以上の山車がお囃子を奏でながら練り歩く様子は、正に圧巻です。昨年、「登米秋祭り」は長年の功績が認められて、宮城県無形文化財に指定されました。また、地域伝統芸能大賞(全国で5団体・宮城県初受賞)にも輝きました。
鳥取市において高円宮妃殿下より表彰状とメダルをいただき、同会場の「日本の祭り2009・鳥取」で、2千人の大観衆の前に堂々と舞台発表し、宮城県登米市の代表的な祭りであることを、改めて誇りに感じたという。時代の流れと共に伝統の祭りが途絶えていく中で、これからも住民ぐるみ、家族ぐるみで取り組んでいきたいと意気込んでいます。
「小さな町の大きな祭り、周辺地域の皆様や、お越しになったお客様に登米の心意気が伝わり、お祭りの輪に参加していただければ幸いです。」と、とよま囃子保存会副会長の後藤十九二(とくじ)さん。秋祭りを活かし続けることで、住民総参加の手作りも浸透し、地域の伝統芸能にまで高めた功績は、他の市町村も見習うべきでしょう。