栗原市花山(その2)
国道に戻ると、すぐ右手にあるのが、道の駅「自然薯の館」です。ここは、「自然薯ざる蕎麦」が人気ですが、特性の「すりおろし生わさび」、黄色い「金美ニンジン」など、こだわり農産品もあって面白い。栗駒山原生林での養蜂が復活すれば、芳醇なトチノキの「ハチミツ」なども品ぞろえに加わることになるでしょう。
ここからもう少し行くと「山内豆腐店」があります。この辺に来ると崖の崩落などが目立ち、揺れが激しかったことが窺われる。店も大打撃を受けたが、修理と後片付けが終わり、秋の道路復旧にあわせて再開しました。湧き水と地元の大豆で作った自慢の「御番所豆腐」、薄手でかおりのよい「油揚げ」も元通りになりました。
しばらく行くと、手討ちそばの店が二軒あります。左手の「ざらぼう」は、花山産のそば粉を使った「ざる」や「そばだんご」、キノコ、山菜、自家栽培野菜のてんぷらなどを出す週末だけ営業するお店です。農家の納屋を移築し、薪ストーブと囲炉裏のある店構えもいい。ご主人は、地震で傾いた床が余震で元に戻ったと苦労を笑いながら話す。