きっと何かできるはず
昨晩も重い気持ちを引きずりながら二人で散歩に出かけました。レオ君の話はなるべく避けるように心がけていながら、気がつくと彼の話になってしいます。そんなとき、例のお姉さんに出会いました。出口の見つからない話になるのは解っていても、レオ君の様子が聞きたくて呼び止めてしまいましたが、案の定、唯のお節介を確認することになりました。
私たち二人は、さらに心が重くなり無言のままただ歩き続けるしかありませんでした。ところが、あくる日朝、私が一人で散歩しているとき、レオ君の家の前に一台の車が止まっていることに気がつきました。早速家内に連絡をし、彼の飼い主であるその家のご主人に会ってみることにしました。話し合いの結果は大いに実りあるものでした。
レオ君のご主人は、「週に2?3度散歩をさせることを基本に、応分の面倒を見させて欲しい」という私たちの提案を快く受け入れてくれたのです。今後は、お互いに連絡を取り合いながら、例の親切なお姉さんと3者で連携して面倒を見ることになりました。お墨付きを得たことで、早速今晩は彼を散歩に連れ出そうと思っています。