材木岩公園
材木岩公園はこれまでも何度か紹介してきましたが、いずれも涼を求め夏の景色としての記述が多かったような気がします。この材木岩は、七ヶ宿ダムの近くに位置する国指定の天然記念物で、高さ65m、長さ100mほどの範囲に木材を垂直に並べたような巨岩が連なっています。この岩肌がもうすぐ色づき始め錦絵を描きます。
公園の敷地内には七ヶ宿街道の宿場町である準本陣として使われていた、茅葺屋根の検断屋敷を移築した「木村家住宅」や風穴を養蚕業に利用した材木岩氷室の復元のほか、農家レストラン、農・林産物直売所などがあり、寒晒しそばやハット汁などが楽しめます。また、11月上旬にはイベント「秋の検断屋敷まつり」も開催されことになっています。
ここはマグマが冷却固結する際、凝縮して六角の断面をもつ岩が生まれる柱状節理が見られる所として有名ですが、この景色が紅葉とのコントラストにより、趣深いものに変身するのも見逃せない光景の一つです。東北新幹線白石蔵王駅からバスで約30分、東北自動車道白石ICから約25分ですので、ちょっと寄り道してみるのもいいですね。