碧玉渓と横川渓谷
小原温泉郷のそばを流れるこの渓谷は、かつて徳富蘇峰がこの地を訪れた際に詩を読んだことから付けられたのが、この名前「碧玉渓」です。白石川に沿って整備された遊歩道は抱貝の滝、桂沢の滝、入道岩など美しい風景が楽しめる散策道です。コースは約1.8?、所用時間は1時間ほどで、途中には大自然を満喫できる岩風呂もあります。
岩風呂は「かつらの湯」という名前で遊歩道沿いにあり、平成16年にオープンしました。一方こちらは、長い吊り橋から錦のパノラマを楽しめる「横川渓谷」は、横川の砂防ダム堆砂敷を中心に整備された公園で、ここに架けられているのが長さ120mと東北一を誇っている「やまびこ吊り橋」で、不忘山を望む絶景が楽しめます。
また、遊歩道を歩けば、長老沼まで約15分という位置にあるので、車を駐車場において、紅葉スポットを巡るという楽しみ方もあるようです。吊り橋は幅2mの人専用ですが、清流が流れる渓谷の両岸には、広葉樹の森が一面に広がり、これからの紅葉シーズンには特に美しい景色を求めて大勢の観光客が訪れることでしょう。