コブレンツ
一流ホテルのトップシェフたちが憧れる「コブレンツ」のハムやベーコン。オーナーである尾形さんのデスクには、何十枚もの注文票があり、独自のレシピで作るアイテムの他に、製法や肉の銘柄への細やかなオーダーを叶えて作るアイテムも加えると膨大な種類になりそうです。かつて、勝山館で腕をふるい、勝山ブランドのソーセージを全国区にしました。
どっしりとした持ちごたえのする「バテ・ド・カンパーニュ」は、宮城産の豚バラ肉と豚レバーを主体にベルギー産のエシャロットやコニャック、グリーンペッパーなどのスパイスを加えて仕上げた逸品です。逞しくも大らかで、それでいて均衡のとれた味わいが果実味豊かな赤ワインととても相性がいいようです。
ブナデスモークしたベーコンや木目細かなジャンボン・ド・パリ、ぱりっと小気味よく弾ける皮から肉汁があふれるソーセージ、冬期間限定で作るパンチェッタ、鴨のローストや魚介のスモークなどもオーダーできるそうです。どれも着色料や保存料はもちろん化学調味料、繋ぎも使っていないので、旨みがとても素直な感じがします。