鳴子峡
ご存知のごとく鳴子峡は、大谷川の浸食によって刻まれた深さ100mにもおよぶ大渓谷で、鳴子から中山平まで、せせらぎ沿いに約2.6?の遊歩道が整備されていて、1時間ほどの散策が楽しめます。遊歩道沿いには獅子岩、鳥帽子岩、猿の手岩、屏風岩、虫食岩などのプレートが掲げられており、その近くをよく見ると動物などに形が似ている奇岩を見つけることができます。
中山平側入り口には見晴台が設けられています。鳴子峡に架かる大深沢橋があり、深い渓谷にはアカシデやミズナラ、ハウチワカエデなど色づいた木々が一面に広がります。春の新緑が目に眩しく感じられたと思っていたのに、ふと気がつくともう秋の訪れが感じられる季節になりました。やがてこの景色が燃え上がるように変身することでしょう。
JR陸羽東線の鳴子トンネルを抜けて大谷川に架かる橋を渡る時、列車からの眺めもまた素晴らしい。また、JR陸羽東線鳴子温泉駅から車で5分、東北自動車道古川ICから約1時間という好立地にあり、これからの観光シーズンは大勢の観光客でにぎわいます。渓谷の鮮やかな彩りを心いくまで堪能できるお勧めのスポットです。