病みつきになりそう
ムサシの快諾を得たことで、気を良くしたわけではないのですが、今日もレオ君を散歩に連れ出しました。というのは、今朝の散歩の時に久しぶりにコロ君にあったのですが、相変わらず彼はストレートに親愛の情を表現しながら、愛くるしく振舞います。その姿をレオ君が見たらさぞうらやましがるだろうと思いました。
そこでちょっと寄り道して、レオ君のところに顔を出してみることにしました。案の定、思わぬ来訪者に大感激のようでした。明るい時間に彼のところを訪問したのは初めてなので、これまで見えなかった光景が手に取るように見えたのです。驚いたのは玄関についた彼のツメ後です。その痛々しさは想像をはるかに超えるものがありました。
ムサシも若いころはよくテーブルやソファーを引っ搔きまわしましたが、レオ君のそれを見ると心がつぶれる思いでした。その傷の多さは半端ではありません。どんなにか人恋しくて泣き叫んだのかが伝わってきました。この思いが、今日も散歩に誘い出さずにはいられなかったような気がしますが、実はムサシが背中を押してくれたからなのです。