農家レストラン「蔵楽」
田園風景のなかに佇む農家レストラン「蔵楽」は、大崎市田尻にあります。米を貯蔵していたという築100年の板蔵で、天井の高い空間で作られるのは手打ち蕎麦です。店主の佐々木重信さんが打つ二八の更科蕎麦は、白くて上品な味です。蕎麦に手作りハムと野菜、おにぎり、味噌汁などがついた蔵楽定食もお勧めです。
ほとんどが自家製で安全な素材ばかりで、素朴で元気な自然を美味しくいただけます。佐々木さんは、食事を出した後はお客さんと一緒に話をすることが多いということです。米や野菜を作り、養豚も営んでいることから、農家の暮らしや食糧自給率のこと等々。また、近くの観光スポットを教えたりとほかにも話題には事欠きません。
体験メニューも色々あります。蕎麦打ちコーナーはじめ、ソーセージ作り、野菜の収穫など季節によって違った楽しみが味わえます。佐々木さんは、みやぎグリーンツーリズム推進協議会の会長も務めています。人々の暮らしのルーツである農家の暮らしを大切に守っていこうと努力している。その心意気がレストランの雰囲気にも表れています。