伝えたい先人の技術?その2
家の外観は移築再生と感じさせないほど、現代的でスタイリッシュです。これまで120年生きてきた蔵は、これからもう100年生き続ける命を得たことになるわけです。ひとくちに古民家再生といっても、現地再生、移築再生、古材利用による再生などパターンは様々ですが、古遊工房では再生のほか、新しい木材を使って伝統工法で建てる新築も手掛けています。
新築の住まいの中に、1世紀以上生き抜いた栗・松・欅など趣ある古材をセンスよくデザインすることで、これまでにない新しい日本民家のスタイルを提案しています。また、思い出の詰まった古い建具や民具のリメークをはじめ、漆、左官、ガラス、鉄などの工芸品を組み込んだアーテステックな住まいも可能だということです。
「古くなった実家を何かに生かしたい」「古民家のような造りに興味がある」という方は、是非一度相談してみてはいかがでしょうか。一見ボロボロ見える家でも、実は柱や梁がしっかりしていれば、匠の技で古民家のよさを生かした近代建築に生まれ変われます。100年たっても大丈夫な家は、所有者ばかりではなく国の宝ものにもなります。