ムサシのコミュニケーション能力?その1
ムサシとのコミュニケーションは、「顔の表情」「声」「体の動き」「尻尾の振り方」などで十分すぎるくらいとれました。このことについては、以前にも紹介したことがあったと思いますが、最近になってさらに重要な要素があったことに気がつきました。それは「顔の表情」の一部なのかもしれませんが、そのうちの「目の動き」です。
何故今になってそのことに気がついたのかはよく分かりませんが、たぶん、最近は正面に向き合って話すことが多いので、そう感じたのかも知れません。ムサシは散歩の途中でよく私の顔を覗き込むことがあったのは覚えていますが、それは、私に何かを訴えかけているのだと感じていましたが、私の行動を理解して協力するための信号を発していたのです。
例えば、散歩中に私の携帯電話が鳴り出した時、ムサシにしてみれば、どんな行動をとれはよいのか見当がつかなかったはずです。最初のころは確かにどこで携帯が鳴りだすか分からないので、ムサシは全く別行動でした。しかし、いつの間にか、身の安全が確保される場所で歩きをとめ、電話の内容に耳を傾けていました。その時の目の表情が私に対して、「どうぞごゆっくり」と言葉をかけていたということです。