民宿「のんびり村」?その2
15年ほど前から、地域のみんなで海や川にゴミを捨てないよう呼びかける一方、清掃の意識を高めるための講演会なども開いているということです。これも次代に暮らしを伝えるためには大切なことだという。こうしたのんびり母さんの哲学を聞くのも楽しい。また、周辺の山を眺めながらのんびりと散歩を楽しむのもいい。
車で追波湾に出る道沿いにあるきれいな入江から、長面漁港に向かうのもいい。だが、何といっても最大の楽しみは、海の幸が満載の食事でしょう。生のホッキ、ホタテ、ツブ貝、北上川でとれたベッコウシジミの味噌汁、カニご飯といったところがメインの料理です。これらのごちそうを頂く食堂が、板蔵の木の感触が懐かしくなんとも言えません。
のんびり母さん清子さんのご主人である坂下健さんは、カキ養殖を営んでいて、海の環境を守る活動にも取り組んでします。パートナーであり、プレーンでもある三条至さんは、長面伝承太鼓の演奏者で、のんびり村のイベント時にも活躍します。長面浦を大事にしようという坂下さんに共感し、様々な活動には共に参加しているそうです。