ムサシへの報告?その2
警視庁によると、全国には警察犬は約1470頭いるということですが、そのうち警察が直接飼育しているのは約170頭にすきないということです。残りは嘱託犬で、警察からの要請に応じて、一般家庭や民間の訓練所から出動するとのことです。宮城県では、30頭全てが嘱託犬ですが、いずれにしても各警察本部の試験に合格しなければ、現場には出られない。
ビックスの飼い主で、リンドムートの指導にあたる松本章さんによれば、訓練が本格的に始まるのは生後6?7か月から。ボール遊びからスタートし、1年半から2年ほど過ぎたころには指示を受けて犯人役にかみつくなどの段階に到達するという。一回の出動で支払われる報酬は数千円ですが、厳しい訓練を怠ると能力は持続できないという。
それでも「自分の犬が現場で役に立った時の喜びは何者にも代え難い」と語っています。正にわが子と同然というわけですね。わが家のムサシは2か月で卒業したので、教養課程の単位を取得したとでも言うところなのでしょうが、それでも、訓練中に指示に従って行動したとき、褒められるのがとても嬉しかったと振り返っています。