海の幸が集まる朝市
一般の消費者からプロの料理人まで利用する「仙台朝市」は、JR仙台駅に程近い位置にあり、市民の台所として親しまれています。戦後に青空市としてスタートしたこの細長く広がる朝市通りには、青果店や精肉店、惣菜店、飲食店などを始めとする80店近い店舗が軒を連ねていますが、そのうち鮮魚店は15店あります。
家庭の食卓に並ぶ手ごろな食材から、プロの職人の目に叶う高級食材まで、多岐にわたる品揃えは定評があります。「朝市」といえども、朝から晩まで客が途切れることがないにぎやかな通りです。それに対して、こちらは、今年で開設25年目を迎えるという「ゆりあげ港朝市」は、毎週日曜日と祝日に開催されています。
地元の常連客はもちろん、県外からも足を運ぶ人も少なくないということです。奥にある鮮魚コーナーは鮮度、安さはもちろん、その日のおすすめ品は早い者勝ちですが、閉店時間が近づくと、さらに値引きされるので、これを目当てに来店される方も多いようです。手前には野菜や漬物などの加工品、花、菓子、衣料品店なども立ち並びます。