小さな孫の観察力
ムサシがわが家にやってきたころは、珍しがって、「お手」などよく要求したものでした。ムサシはあまりこうした儀礼的なことを好むタイプではなかったので、私はむやみにそうした要求はしませんでしたが、子供たちの求めに応じて、こころよく付き合っているムサシを見るのは、とても心地よく微笑ましい光景に映りました。
あるとき、家内が孫に向かって、「お手」と言って見たのですが、そのときの孫の対応が素晴らしかったのを思い出しました。何と彼女(孫)は足を手の上に上げたのです。つまり、ムサシのしぐさをよく観察していたので、「お手」とは足を上げることだと感じていたわけです。大笑いをしながらも子供の感性の素晴らしさに驚かされました。
そんな孫達のうち三人が小学生になれました。今では、ムサシの存在の大きさを誰もが感じているようで、ファミリーを支える柱になっていることも理解しているようです。昨夜はそんな会話で盛り上がりましたが、夜も更けてきましたので、この続きはまたの機会にということになり、二人で心地よい眠りにつきました。