これから旬を迎える鮎
宮城県の中新田の鮎の里では、今年も鮎の放流が行われ、初夏の訪れを待つばかりという季節になりました。鮎といえば、よく知られているのが塩焼きでしょう。軽く水洗いをしてヌメリをとり、水気をふき取って串を打ち、全体に塩を振ります。このときヒレと尾には少し多めにまぶし、よく熱した焼き網に乗せ、表になる側を下にして両面に焼色をつけるのがコツです。
次は鮎のみそ田楽です。鍋に田楽みその材料を合わせて混ぜ、弱火にかけて焦がさないように練り上げます。鮎は塩焼きの要領で焼き、田楽みそを塗って軽く焦げ目がつく程度に焼き上げます。鮎の天ぷらも当然いけます。軽く水洗いをして、水気をよく拭き取り、全体に軽く塩を振ります。後は天ぷら粉をつけ180℃に熱した油で揚げればでき上がり。
少しめずらしいのは鮎ごはんでしょう。鮎は塩焼きの要領で焼き、炊飯器にといだ米、だし汁2カップ、酒大さじ2、醤油と塩をそれぞれ1/2ずつ入れて炊き始めます。湯気が出てきたら、蓋を開けて鮎をのせ蓋を閉めて、炊き上がるのを待ちます。炊き上がったら、鮎をほぐして骨を取り混ぜ合わせて出来上がりです。