平穏な日々
ムサシがわが家にきてから3年目の春を迎えた頃、息子達が次々に家を離れることになりましたが、ムサシは人間社会の試練を見事に克服できたためか、平穏な日々が結構価値あるもののように感じられましたし、月に二三度訪れる息子達と会うとき、ムサシノの喜ぶ様子を見るのも楽しみの一つになっていました。
この頃を境にして、ムサシの散歩コースがおよそ4通りのパターンに1つのオプションを加えた定型的なものになってきたような気がします。家から店(移転前の店)までは約2kmでしたが、少し寄り道しながら30分ほどかけて歩くコースがまずできました。店で一休するというのがえらく気に入った様子でした。
帰りはなるべく行きと違ったコースを採るという拘りについては、以前にお話したと思うのですが、その辺のオプションも実に見事なものです。このコースは夕方のもので、朝はまったく別のコースですが、休みの日などにはかなり遠くまで足を延ばすことがあります。といっても、休日かどうかは彼の判断で決めるのですが、今のところ百発百中です。