教育の原点とはいったい何でしょか?
大分県教委の汚職事件が毎日のように報じられましたが、教育現場はいったいどうなっているのでしょう。わたしなどは、勉強嫌いで通してきたため、学校で習ったことなど殆ど覚えていません。そのお陰で脳の空き部屋に実学を詰め込むことができ、何とか今日までやってこられたのだと自負しているくらいです。
しかし、先生のお話の中で、たった一つだけ妙に心に残っている言葉があります。それは、「教育には2つの考え方がある。一つは、悪いことをして他人をいじめたりするような人にならないように教育すること。もう一つは、どうしてもそういう人は無くならない。だから、それに負けないような、逞しい人に育てるのが教育である。」というものでした。
世の中の乱れようを見ていると、どうやら、後者の教育理念のほうが正しかったのかなぁ!と思わざるを得ません。今回の事件などはさしずめ、よく育った先生がその模範を示したということなのでしょう。今時の親は、「先生の言うことをよく聞かないで、塾に行ってから勉強しなさい」とでも子供に言えばよいのでしょうか。