うなぎにも戸籍抄本が必要な時代
ついこの間は餃子の製造場所の問題で大騒ぎしたかと思ったら、今度はうなぎの生まれた場所が話題になっています。よくもまあ次々と問題を製造するものですね。製品を開発するより話題を提供することの方が得意な企業が増えているようですが、オマケに3つも4つもある法律でもきっちりお仕置きができないとなれば、消費者は納得がいきません。
まさか、モノがうなぎだけに掴み所がないという洒落の積りではないでしょうが、うなぎにとっても大変迷惑なことではないでしょうか。腹や背を割かれて火炙りにされ、その挙句に戸籍調べまでされるのではたまったものではありません。掴まえ所がないのは、ヌルヌルしているうなぎではなく、ヒトのぬいぐるみを着た狸のしわざに違いない。
こうした不祥事をしでかす企業は、長く市場に止まることはできないとしても、またぞろ姿を変えて現れる以上、私たち消費者が賢くなる意外に防衛策はないのではないでしょうか。この辺で原点に返り、「値段が高いから美味しい」のではなく、「美味しいから高い」のだという原理原則に基づいて品定めをする。これしかないのでは?