フンとり名人の称号取得
わが敬愛するムサシが、単なるペットとして粗雑に扱われることを極度に嫌った私は、社会に迷惑をかけることを避けなければと考えるようになりました。というのも、犬嫌いな人にとっては、ところかまわず排泄をする行為は特に許せないようです。このことに関しては全く同感なので何とかしなければと常々考えていましたが、ついに一つの結論に達しました。
これまでは、そのつどフンを紙で取り回収していましたが、これでは不十分なので、ホームセンターで見つけたバッグを買い求め、これを腰に巻きつけてポリ袋を忍ばせるというスタイルで散歩に出かけることにしました。ちょうどこのスタイルは山菜とりのかっこうで、家族からはあまり受けなかったと記憶しています。
しかし、実際にはこのスタイルが一番合理的で、彼が構えると事前にポリ袋をお尻に当てることができるので、100%確実にキャッチできるのです。他の散歩仲間からは「上手ですね」と賞賛されましたが、残念ながら普及は全くしていません。でも、それからというもの、私もムサシも犬嫌いの皆さんから一応敬意を表されるようになりました。